さよなら子供たちの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『さよなら子供たち』に投稿された感想・評価

あ

あの感想・評価

4.0
見ている間中、心のいちばん柔らかい部分をピーラーで剥かれているような感覚だった。痛いまでのみずみずしさ、みずみずしいまでの痛さも、黙して多くを語らないからこそ伝わるものだ。
半兵衛

半兵衛の感想・評価

4.5

序盤は『新学期 操行ゼロ』みたく全寮制の厳しい学校で子供たちが活発にいけない遊びをしたり何気ないけれど愛おしい時間を楽しんでいるからこそ徐々に滲み出す第二次世界大戦の影がいっそう不穏な気分にさせる、…

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K

Kの感想・評価

5.0
新文芸坐オールナイト上映会
世界の映画作家Vol.178 軽やかな天才 ルイ・マル
軟水

軟水の感想・評価

4.5

暴力や死などの直接的な描写がないのに、戦争の残酷さを浮き彫りにして消えない傷を心に残していくような映画。ただ、その時代その国の子供たちが実際に見た戦争とはこういうものだったんだと思う。何が起こってい…

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子供の目を通して描く、
宗教の対立とナチスによるユダヤ人の迫害。
ラストは涙腺崩壊してしまった。

1944年冬。
カトリック系の寄宿中学校に、
神父が3人の子供をつれてやってくる。

3人のうち、…

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しゆあ

しゆあの感想・評価

4.4

数多くの無為な戦争映画たち、戦争ごっこは大概にせえよ

生徒たちの繊細な人物描写にしみじみとしていたら、ふいに不釣り合いな暴風が襲ってくる。息をつく間もなく展開が進む。気がついたらあってはならない悲…

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あー

あーの感想・評価

4.0
『ルシアンの青春』とは違った切り口でゲシュタポが絡む戦争映画
相変わらずルイ・マルは子供を撮るのが上手い
特に複雑な感情がこもった最後の表情にやられた
ピアノ教師がジャコブなのも俺得すぎる

「さよなら子供たち」

第44回ヴェネチア国際映画祭にて金獅子賞を受賞した「死刑台のエレベーター」のルイ・マルの半自伝的作品。ナチス占領下におけるフランスのカトリック系の寄宿学校で過ごす少年たちを描…

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忘れられない幼少期の心の機微を、監督の心象風景が静かに沁みる良作、、

少年たちの瑞々しい姿と戦争の生み出す残酷な構造、ゆっくり手を振ることも出来ずに離される二人の別離が印象に残った。あと、レストランでのユダヤ人の老紳士を追い出そうとする兵士を将校たちが追い出す場面など…

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