1日のなかの洋服の着こなしが特に目立って素敵。派手なことはしないんだけど色づかいが美しくて(心地よくすらある)登場人物だれひとり埋もれない可愛さ。いろんな恋のかたち、絶妙なところついてくる。ロメール…
>>続きを読むロメールの四季シリーズの第1作。ベートーベンのソナタがテーマ曲として響く。哲学教師のジャンヌ(アンヌ・ティセードル)が4つの部屋をちぐはぐと移動する羽目になる物語だ。ジャンヌは恋人が出張なので彼のア…
>>続きを読む鍵は2つ持っているけれど
今、帰るべき家はない
偶然訪れた部屋には
春の花を思わせる新しい友人
窓からはあたたかな陽が注ぐ
恋と哲学
嫉妬と陰謀
現実と空想
ぎりぎりのバランスは
何かが変わっ…
このレビューはネタバレを含みます
登場人物の設定が物語にかなり直接的に効いていて、それぞれ少しずつ異なる不在に気づくたびハッとする
全体としてキリスト教的な愛が足りない物語の中で超越論的な信念と奇跡によって均衡が破られていく様子が痛…
建築家の男が手がけた四本の柱が囲む食卓のエピソードが大好き。評論家、哲学者、絵画音楽芸術の話と冒頭から飛ばしまくりできて、お父さんの恋人が登場してからも食事中の会話はもやっぱり哲学の話題、これぞロメ…
>>続きを読む©1989 Les Films du Losange