2022/8
みなみ会館にて春夏最終日に二作連続鑑賞。
ジャンヌちゃんの話し方を「シンプルで充実している」というナターシャの指摘に対して、「自分の思考に興味はある」という冒頭の返しが印象的。「セ…
このレビューはネタバレを含みます
部屋にあるものみんなに文脈を感じてしまう、あまりの可愛さ。ラストは霧が晴れて灯が見えるような、雲が割れて陽が射すような、あたたかさと不思議な高揚感がある。緑の光線が見えた時みたいな、小さな奇跡。熱い…
>>続きを読むロメール映画を見る度に、日本人はフランス人とは会話ができないということ。哲学、クラシック音楽や文学、美術、舞台など芸術談義が日常会話で交わされる。生活に役立たないものは置き去りにしている日本人の特質…
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「四季の物語」シリーズの第1作目。
春のパリを舞台に、偶然出会った二人の女性が周囲の人々を巻き込んで織りなす恋愛心理を、ウィットに富んだ哲学的な会話劇で鮮やかに描き出す。
高校の哲学教師であるジャ…
誰にでも言い分がある。それは正しいこともあるし、正しくないこともある。正しくないときには、内容が正しくないこともあれば、言い方や、その人のあり方が正しくないこともある。その正しさはそれぞれの人が判断…
>>続きを読む『セーヌを左よ』たしかにすごいことば
あっこの先に見えてるものセーヌ川か…セーヌ呼びなんだ…と、知らない土地を訪れたときこの土地になじみある人はこれをなんと呼ぶのだろう?というわたし自身が抱くかなり…
©1989 Les Films du Losange