角川シネマのロメールと女たち特集で鑑賞。
部屋と部屋を行き来することでドラマが生まれる簡単な設定ではあるが語られる内容は哲学的。
ただ堅苦しさはなくとにかく会話のテンポなのか映像の美しさなのか観てい…
下手なBGMでなく、その場でかかるピアノバックに、男と女が芽生え始めるその瞬間。大きな展開はなく、しかし緩やかに人と人の不和や共鳴が生まれていく空間。会話劇だが、会話よりもファッションや小道具、役者…
>>続きを読む音大生と哲学教師のガールミーツガール小話。誰しも勝手に他人との居心地良い関係を求め続けてすれ違っていく。そんな不和は些細な発見がきっかけで氷解するものである。
父親の恋人、あからさまに性格悪くてイラ…
恋愛心理や哲学の言葉が駆け引きされつつもスラスラと飛び出てくる。部屋や空間への意識とか学問的討議とか台詞として好物。不透明で穏やかには進まないが最後はキラりで思わず笑みが。強くて揺れる女性像。時間場…
>>続きを読む©1989 Les Films du Losange