お島の実家に鶴が来る場面の視線の交錯が素晴らしい。人物のミディアムクローズアップの連鎖が、眼差す動作の方向によって繋がれ、心地良いアクションのリズムによってショットが切り替わる。断片的なショットが視…
>>続きを読む◎林芙美子の先駆者としての自然主義文学と成瀬
これは傑作だ。
自然主義文学者の一人として数えられる徳田秋声が大正4年(1915)に発表した小説を原作として水木洋子の脚本、高峰秀子の主演で撮られた…
後半が凄い、高峰秀子の演技も印象的だ、珍しく実際に狂気なキャラクターを演じる!(まあ、男みんなクズだから同感しやすいけど。)成瀬巳喜男監督の世界観が相変わらずに暗い、皮肉なダイアログも代表的だ。ただ…
>>続きを読むたくましくていいねー!
そしてダメ男ばっかり!
この時代の浮気不倫てわりとカラッとした感じだったんだろうか。
ひげだるまって出るたびに笑えた!
最後によく出てきた洋服屋の人が仲代達也って観た後知って…
長め取っ組み合いを一つのショットで見せて、お島が飛ばされる時に、次のショットに行く。
二人がおさまるショットがあって、それぞれをもう一人の肩越しに撮るショット、あるいは一人ずつのショットがあって、ま…
20〜21かあ、このヒロインは。
荒ぶる魂を秘めた、荒くれ者のヒロイズム。
女は身体を使わないと生きていけないのか?心、心意気では、生きていけないのか?
やれることの幅の狭さ、社会の狭さ、日本が同…
黒澤明の言うように、成瀬巳喜男は本当に“映画のエキスパート”という感じ。日本四大巨匠の中でも、とりわけスマートで“エキスパート感”、“映画ウマ夫感”が強い。
映画史を刷新する強烈な一打!ド名作を!…