キム・ギドクの『うつせみ』を借りたと思ったら家についてから本作と取り違えがあったことに気づいた。
ということで『メモリア』公開中のウィーラセタクン監督作品初鑑賞したのだけれど、これがまあタルコフス…
【アピチャッポンの「山月記」】
『MEMORIA メモリア』スペース準備の一環でアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の代表作『トロピカル・マラディ』を観た。本作は、カイエ・デュ・シネマが2000年代…
アピチャッポン先生による2004年作。
原題『Satpralat(=Monster/怪物)』
英題『Tropical Malady(≒熱帯の病)』
前半・後半に分かれてます。
前半は、中島敦(愛称…
["僕の心をあげるの忘れてた"] 90点
大傑作。2003年カンヌ映画祭コンペ部門出品作品。タイ映画はベルリン映画祭との相性が良く、そちらに頻繁に出品されてきたが、本作品は恐らく初めてカンヌのコン…
ゲイ青年のユーモラスでのどかな恋愛模様を描く前半から、
鬱蒼とした夜の森奥で虚実人妖一切が変容しだす後半へ。
通常の「映画」文法に沿う解釈から最も遠い鑑賞体験。
葉音に水音、吐息と眼光。
冒頭…
同じ監督の『真昼の不思議な物体』に続けて劇場鑑賞。
森林警備隊の一団が森から変死体を持ち帰るシーンから物語は始まるのだが、最初の場面での出来事から想像したのとはかなり違う方向に作品の世界が広がって…