無防備な愛。従属関係にペイし続ける代償。メロドラマ、なのか。埋まらないズレ、両者とも違う理由だが相手に合わせようという気がないため、それはそうなる。RWFのピッチリした上着にペッタリした前髪が絶妙。…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ブルジョワに「なれない」でも「ならない」でもなく、ブルジョワ「ではない」という印付けの物語。時々フランツが自発的にプロレタリアートのジョークを飛ばすのはなぜか。
初見時は微妙だったけど、見直…
Scheiße!
なんて面白い映画だ!
宝くじを当てた男が愛の名のもとに金を搾取されていく様子はまるで暴力。「ファスビンダー傑作選2024」では同作が『自由の暴力』というタイトルになっているがまさ…
誰かしらの家にお邪魔した途端、不意に森に投げ込まれたような気がする時がある。そこには家の持ち主である誰某だけが読み取れる徴候知の集合的付置とでもいうべき徴(しるし)のネットワークがあるからだ。それは…
>>続きを読むファスビンダーはやはり悲惨な人物を描いても、その痛みや苦しみを搾取することなく、愛をもって温かく描く。
本作なんて全くいいことが起こらない、呪われた恋愛の救われないドラマなのに、「どうだ酷いだろう」…
面白い
偶然宝くじを当てた男がブルジョワたちと交流を始め恋に発展するが、やがて恋愛的、経済的に搾取され隷属する立場に落ちぶれてしまう
異性愛も同性愛も極普遍的な存在であり、そこにあるのは富裕層と貧困…
https://www.youtube.com/watch?v=I4JrXQrvidw
結局描きたいのは資本主義批判か。
弱者は強者にも弱者自身にも蹂躙され続ける。その果てにはアイデンティティさえ…
部屋の中だと特に人物配置の良さが目立つ。前景を広く使ったり、そこにモノを配置したり。カメラと被写体に一定の距離があってそこのバランスを崩さない。勿論その後に寄るけど。客観的な視点と映画的な演出を切り…
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