これは私が初めてリアルタイムで観た黒澤明監督作品でしたね。高3の夏休みに東京に遊びに行って、叔父の家に泊まっていた時、従兄弟と一緒に封切り初日に見に行ったものでした。
日比谷映画劇場だったか、15…
奇跡に近い映像美に、全振りした黒澤作品。
作品は嘘をつかない。
アンビエントで胸焼けするほど綺麗な光景に、当時の黒澤監督の胸中を計り知る。
春の河での解氷の移動、野生の虎、赤い太陽と青い月など…
黒澤明の後期作品にある無常感は唯一無二だということを再確認した。鑑賞後に尾を引く喪失感と虚無感に囚われる。日本映画転落期に差し掛かり、思うように映画製作ができず、一時は自殺未遂を起こすまでにどん底に…
>>続きを読む黒澤監督がソ連で撮った映画。アカデミー賞外国語映画賞受賞作品。
日本人監督が撮ったロシア語映画を英語字幕で観るという貴重な体験ができた。
若者を導く賢い老人好きだね。自分が観てるだけでも『椿三十郎…
年末年始で中央アジア周遊した時に、ビシュケクのキルギス国立博物館に寄ったのだが、そこでキルギスソムにクルマンジャン・ダトカとかと並んでチョクモロフの肖像画使われてたことを知って、本作に出ていたなと鑑…
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