『燃ゆる女の肖像』のときにこの映画の話がされていたのか分からないが、モデルの眼差す老画家の姿、苦しいポーズをさせられるモデル、クロッキーとノートや絵筆とカンバスが擦れ合う現場が等しく映されていた。出…
>>続きを読む上映時間が4時間近くありずっと敬遠してきた本作をようやく見た。ある画家が"美しき諍い女"という絵画を完成させるまでの過程を追った映画で、演劇など芸術を完成させる過程を描くリヴェットの十八番のテーマが…
>>続きを読む【第44回カンヌ映画祭 審査員グランプリ】
『修道女』などの巨匠ジャック・リヴェット監督の代表作。バルザックの『知られざる傑作』を翻案した本作はカンヌ映画祭審査員グランプリを受賞、日本でもキネマ旬報…
まるで目を閉じてても観れる映画(褒め)。セリフ無く、デッサンの音だけ響くシーンは圧巻。ラストも意味深でいて、原田マハの小説を読んでいるかのような興奮でした。全体的に部屋の中でのシーンが多かった為か…
>>続きを読む▼1/28/24鑑賞
【1/28(日)上映(リヴェット、4時間の傑作)(BD)、日本語字幕】
https://twitter.com/LionGAOH/status/1751594300650242…
2年ぶりの再見。
全てのカメラの動きは人の歩みと視線及びこれらの慣性に基づいて、何時間見ても疲れられない。最も精微な細部はある白紙にハイディングのストーリーも飽きられない、奥ゆかしくて映画の運動量を…
老画家はかつて「美しき諍い女」というテーマの絵を妻をモデルにして描いていたが描き上げることができずにいた
ある日知人の紹介でやってきた若い女性マリアンヌを見て再び絵に挑もうと決心し彼女にモデルを頼む…
ウィリアム・リュプチャンスキの映す画面は空間とその変容を促す時間を映画に従事させない。フレームを動かすのはいつでも俳優の身体であり、そうした彼らの動きが空間を満たすとき初めてそこに時間が流れる。
映…