老画家(ミシェル・ピコリ)とモデル(エマニュエル・べアール)のエゴと野心のぶつかり合いが延々4時間以上続く。画面から発散される気迫で1秒たりとも飽きない。
これらの永続する時間・運動・イメージなど…
“諍い女”との闘いで、老画家は蘇った……のか…
それにしても、気難しい画家と対峙するモデルさんは、
些かの忍耐力…ですね
甚だ(良い意味で)永永しく、この“美しき諍い女”の制作シーンを観せる…
かつて妻をモデルに描いた未完の作品を新たなモデルで老画家が仕上げる。それだけの話といえばそうなのだが、画家は裸体となったモデルに骨格を捨て去り、内面だけを掬い取ることを求め、両者は互いに極度の緊張関…
>>続きを読むこんな絵を描く様じゃあ、モデル(ヌード)になる気になれない。そう思っちゃうと、なんとも画家にもモデルにも実態感が失せて緊張が保てない。両者お互いの眼が節穴って事である。作品の中に作品を入れてうまくい…
>>続きを読むここまで淡々としたタイプの映画で約4時間をよく頑張って観た自分に先ずはお疲れ様。
ドキュメンタリーのような画家とモデルのアトリエシーンは、ペンのカリカリという音だけではじまり、ほぼ全編音楽らしきも…
撮り溜めていた映画をまとめて鑑賞中。
約4時間の超大作。過去に何度も挑戦しようとして挫折していた作品。今回は時間があったのでじっくりと鑑賞した。これは自宅じゃないと無理だ。公開当時、いろいろと物議…
単に素なんだけどジェーンの「親戚のおばさん」リアリティに度肝をぬかれてたまに観ちゃう。妙にbreathyな声のあるある感だけで見事だし、エプロンを首からかけるだけで紐を結ばないようなそっけない線の細…
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高名であるが半分筆を折りかけている老画家(ミシェル・ピコリ)のシャトーに、その画家の妻(ジェーン・バーキン)と不貞を働いているように見えるアートディーラーの仲介で、若い画家が招かれる。若い画家は恋…
『美しき諍い女』(La Belle Noiseuse)1991 フランス
「わたしの身体は活動的になった。もちろん完全に拒否する瞬間もあった。自分が物になった様に感じたから。
私は『女体』という…