ノルウェイの森の作品情報・感想・評価・動画配信 - 4ページ目

「ノルウェイの森」に投稿された感想・評価

okayu

okayuの感想・評価

3.6
水原希子やばい…。
松山ケンイチが号泣して、よだれたらしながら泣いてるシーンもやばい。
愛、生(性)、喪失、再生と生きることを詩的に描いている。とにかく画面構成、長回し、水辺と主人公と女性の対比は、美しい。トラン監督の美意識は十分発揮できているが・・・全く持って感情移入できない。監督は、小津のファンかもしれないと思うシーンも多く、セリフ回しも小津のようだ。でも女性が着衣のまま事に及んだりするのは、不自然であり女優魂を感じませんね。そして、女性に下ネタ言わせるのは、村上流ギャグなのか???おそらく小説には、多くの背景があるのだろう。多分原作のファンには不評かもしれない。こういった話は、すでにベルトリッチの「革命前夜」「ドリーマーズ」大島渚の「日本春歌考」で語られており目新しくなかったと映画ファンとして感じますね。それこそ「東京物語」の若者版みたいな感じにも見えますね。原作者が許可を出さないのをトラン監督を引っ張り出してフジテレビも巻き込んだプロデューサーのお手柄みたいな作品ですね。プロデューサーをむしろ褒めたい。

死と生と性の話



魂を癒すための宗教儀式のような散歩

死んだ人はずっと死んだままだけど、私たちはこれからも生きていかなきゃならないんだもの

生の対極が死じゃなくて

哀しみを哀しみ抜いて、そこから何かを学びとることしかできないし、そしてその学びとった何かも、次にやってくる予期せぬ哀しみに対しては何の役にも立たない
マコト

マコトの感想・評価

2.5
◆何故か主人公がモテモテ
理由がなさ過ぎて難しい。
男の願望みたいな話に感じた。
まあリアルにも居ると思うが、1000人に1人ぐらいででしょうか。

◆村上春樹を映画にすると
終始、演者のテンションが低く、淡々としている、小説では何も違和感ないかもしれないが、映画にすると違和感を感じてしまった、普段の方がテンション高すぎる弊害でしょうか。
セリフの所々に、キレイな言い回しがあってお洒落な雰囲気だった。
notcinefil

notcinefilの感想・評価

3.8
サッカーのルヴァン杯見るためにFODプレミアム加入したら意外と色々充実してて無料期間の2週間を有意義に使いたい、ということで「ノルウェイの森」観ました。

原作は大学の授業でハルキストに囲まれて完全アウェイの中読んで「人が死に過ぎる」くらいの感想しか残せなくてハルキストからブーイングを喰らったんですけど、トラン・アン・ユン映画となってどうなるかと思ったらあまり嫌な気分にならずに観れた。内容なんてあってないようなもので文体が大切なタイプの作品となると、村上春樹の文体は苦手でもトラン・アン・ユンの映画文体は心地よいからそちらが優位になりました。
イ・チャンドンの「バーニング」(こちらは未読)よりは原作に忠実ですよねきっと。

トラン・アン・ユン、小津風のローアングル多用する人だとベトナム舞台の映画では印象に残ってたのに、日本を舞台にするとあれ小津のローアングルより少し高いところからのショットなんですね。日本家屋で撮影されたシーン見るとそれがわかる。撮影された日本の風景が西洋でも日本でもないアジア人の目線だなと思った。
公開当時棒読み棒読みと言われてたのもあえての小津オマージュ入ってるんじゃなかろうか。日本語わからない監督が演出するにあたって小津映画の台詞回しの音を相当参考にしてるような気が。

原作に出てくる女性描写にことごとくそんな女いねえよ、と辟易したような記憶が朧げにあるのですが、映画になるとむしろ松ケンが女にこんな都合のいい男いねえよ…になってて驚きました。
脚本も担当してる監督男性なのになんでこんな現象起きてるんだろ?

菊池凛子や水原希子や霧島れいかに肉体を与えられた女性陣のやってること、私もやりそうなことばかりだった。水原希子の役の人が比較的自分に近いようなと読んでたような気がするけどこの映画だと菊池凛子もよくわかって刺さった…18の私と43の私の視点は当然違うので霧島れいかのシーンも切実さよくわかった。

だから、事後に松ケンに不用意な質問されて泣きじゃくる菊池凛子、松ケンの横で力を抜く水原希子、松ケンに心をさらけ出す菊池凛子、もう傷つけられたくない幸せになりたいと松ケンに伝える水原希子、松ケンに迫る霧島れいか。そこに私のかけらがあったような気がします。村上春樹の小説の中にはちっとも私はいなかったのにな。「人のセックスを笑うな」といい、年上女に都合のいい男はこのくらいの時期の松ケンの独壇場なんだな。

音楽担当、レディへのジョニー・グリーンウッドだけど音楽の使い方は監督に相談されたのかな?ここでこう入れる、というのは一緒に作り上げたような気もする。なんというかレディへの曲じゃないんだけどレディへだった。トラン・アン・ユンがレディオヘッド偏愛してるから(私「シクロ」のCreepシーン大好き)本人だけでもああなるのかな?
daisy

daisyの感想・評価

2.8
評価がめちゃくちゃ低いから心配してたけど映画としてはそんな悪いわけでもない。ただ問題が村上春樹原作の映画化というところにある。とてつもなく厚い支持を受ける原作「ノルウェイの森」をどう頑張って映画化したところで原作読者ひとりひとりを納得させる映像を作ることは不可能だから。原作を読んだ人間の評価が低くなるのは仕方がない。けど映画単体としてみたらそんな悪くもない、ってことです。

原作を読んだ人間の観点でレビューを書くと意見の偏りが出そうなので、ここからは原作読者の意見抜きで「1本の映画」として考察します。まずキャスティングと映像美が素晴らしい。個性の強いキャラたちを演じきっていた。ただセリフとか言い回しに違和感がある。でも元々マイルドな喋り方で作られた脚本に主演の松山ケンイチさんの希望で原作通りの喋り方にしたそう。そこは役者さんのこだわりだからいいとして。人間の思想というか気持ちを完璧に描ききれてない感じがする。表面的な部分がしっかり描かれていただけに内面的な部分を描いた描写の物足りなさが目立ったかも。

ここでまた原作読者としての意見に戻します。原作にある緑とワタナベが、物干し場で唄を唄いながらビールを飲んで、近所の火事を見物する場面が印象的ですごく好きなんだけどそれは映像化して欲しかったなあ。”エロシーンよりあのシーンが観たいんです!”と思った箇所がちらほら。でもまぁ下手したらただのセンチメンタルな恋愛映画になってるところを村上春樹の世界観と監督の演出がうまくカバーしたと思う。悪くはなかった。
Juliet

Julietの感想・評価

3.0
暗い。
思い。
ネガティブ。
ストイック。
我慢。

でも、そういうのが、美徳とされているような、世界観。

登場人物のだれもが、
幸せそうではなかった。
こてつ

こてつの感想・評価

2.7
何度も読み返すほど原作が好きだから、ずっと避けてきたのに、気の迷いで観てしまった。後悔している。

このレビューはネタバレを含みます

原作が上下巻に分かれているある程度長い小説なので大幅なシーンカットや台詞の編集は分かるのですが、それにしてもこれはないんじゃないでしょうか。意味をなしてないシーンが多い印象でした。
緑の父親を登場させたのにただ登場させて死なせてしまう意味が分かりません。過程をすべて省くなら父親の存在自体描かなくていいんじゃないでしょうか?
レイコさんとの性描写も描かれていますが、肝心のレイコさん自身についてこの映画はなにも語りません。

原作で僕が一番好きな「自分に同情するな。自分に同情するのは下劣な人間のやることだ」という台詞も、ワタナベがその言葉を思い出し「やれやれ長沢さん、あなたは立派ですよ」という流れがあって生きてくるのに、ただ自分に同情するなの台詞だけ入れられても心に刺さりませんでした。

ラストシーン、原作ではワタナベはレイコさんを上野まで見送りその後、場所は描かれていませんが電話ボックスから緑に連絡をして「あなた、今どこにいるの?」と問われ、「僕は今どこにいるのだ?僕の目にうつるのはいずれえともなく歩きすぎていく無数の人々の姿だけだった。僕はどこでもない場所のまん中から緑を呼びつづけていた。」とあります。このシーンは雑踏の中の電話ボックスで実際に自分がどこにいるのかも分からなくなり、自分の心もどこにあるのかわからなくなり、それでも緑を呼び続けているというシーンだと僕は思います。
それを映画では雑踏の中でもない自宅の下にある公衆電話からただ僕は今どこにいるのだ?と言われても弱いと思います。

原作が好きなだけにとても残念でした。作り直してほしいです。
同じ21歳で見た。
若いからこんなに悩むのか
自分が若いのが少し嫌になった
男女で対象的に描かれていて人間らしい作品だった
少し理解できてしまう自分も気持ち悪いけど生きる上で何かしらの悩みを抱えてしまうから生きるのに疲れるよね
ただ言えるのはマツケンの優しい話し方は人をダメにする。ワタナベのような優しさをもって「もちろん」って簡単に言う人は残酷で嫌いになった。

画の明暗がはっきりしてて人の輪郭とかも美しく綺麗な映画的な画
話す間がとても良かった

レコード屋の店長が細野晴臣は贅沢すぎて出てきた瞬間笑った(笑)