事前に当時そのままの映像であるという予備知識は持っていたが、観てみて、実際にも60年代の映画をそのまま今見ているような錯覚に陥った。
「大人は判ってくれない」の青年版五月革命とその後編、それをスク…
こちらも「5月」映画。1968年、フィリップガレルは20代だったはず、映画を精力的に撮り始めたのは10代の頃だから、革命はこの180分の大作を撮るにはじゅうぶんな刺激だっただろう。ルイガレルを始めと…
>>続きを読む1968年、兵役を拒否し、拒否のサインも拒否し、五月革命真っ只中、機動隊と激しい闘争を繰り広げる20歳の詩人フランソワ。ある日彫刻家のリリーと出会い恋に落ちる。1969年、フランソワと仲間達はアヘン…
>>続きを読む恋人たちには永遠に1つのカットに一緒にいてほしい。でもそれができない。だからカメラは追いかける。でも追いつかない。それが切ない。
顔の映画。ニコッと笑うだけで革命が起きたように歴史が変わる。そんな…
ガレルお得意のジュテームなお話。蒲田行進曲に対するキネマの天地的な五月革命。68年に燃えたぎる情熱と、69年に沈みゆく気力、自由と抑圧、権利と義務、希望と絶望、白黒付かぬ灰色の世界で煙に紛らす焦燥感…
>>続きを読む1968-69年のパリ。
革命という情熱、そしてその終焉。進んで身を投じ、熱中し、前途洋々かと思われたのも束の間、燃え尽きたとも言っていい若者たちの人生は実に"空白"だった。
同志たちと戯れ、ヤク…