このレビューはネタバレを含みます
エドワード・ヤン監督作品は初鑑賞。
まず思った事。この監督、映画上手すぎる。
邦題がヤンヤン夏の思い出なのでヤンヤン君メインなのかと思ったがそういう訳ではなく家族それぞれの群像劇となっていた。祖母…
家族でありながら割と交差しない群像劇で、でも教科書のよう
に見返したい作品だった。
あと、鏡と窓の教科書。
夜景の上にぼんやり浮いているように見えるのとか、絶対その場にいないとアイディアが出てこない…
自分の人生を見るように。
騒々しい結婚式から始まるヤンヤンの思い出は、家族を通じて間近に見る生と死を、時系列的にプロットするのではなく、自分や家族たちに同時進行で訪れる出来事は、まるでひと夏に集約…
「特別に縁起の良い日」をわざわざ選んで行われた結婚式の当日に祖母が倒れ意識を失う。その祖母が静かに死んでいくまでの短い期間に、ほとんどすべての登場人物たちの関係が終わっていく。あるいはすでに終わって…
>>続きを読む完成度が高すぎる。ある種の文学作品のように「人生」を鮮やかに切り取った映画は他にないと思った。
過去の恋人がずっと心に住み着いたままで今を生きれない父親、祖母の死に直面して動転を隠せない母、恋と友…
大人は大変。子どもも大変。生きることは大変。
それだけのことを、エドワード・ヤンはどうしてこんなにも美しく描けるのだろう。
全てのショットが息を飲むほど精密で美しいが、観ている間はある意味でその美…