この作品だけでなく観たことのあるフィリップ・ガレルの作品は、どこか青臭さがいつもあるというか。主人公(明らかに監督自身を投影している映画監督)の脚本に対して劇中で言われるように、未完成な感じがする。…
>>続きを読むパリに行った時、当時VALENTINOの香水の広告にルイガレルが使われていた
その時はルイガレルを恥ずかしながら知らなかった
ただ、「この人カッコイイな〜」と思いその香水を買う事に
それをキッカ…
80点
ヘロイン否定映画を制作する為の資金調達にヘロインの運び屋をする主人公監督。
はい。もうここでアウト。
この主人公の過度で執拗なこだわりの様は正に破滅型。
このエネルギーが今カノである無名新…
このレビューはネタバレを含みます
『パリ、恋人たちの影』のピエール同様、静かで、冷静な感じにみえるけど、なんだかフランソワには狂気を感じる。フランソワとリュシーは偶然すれ違って出会うわけだけど、フランソワがお茶に誘わなかったらなんも…
>>続きを読む超スリリング。
堕落を創造のエネルギーにする危うさ。映画と現実の飛び越え、しかし両者は別物だが決して不可分ではない。キャロルの死がフランソワに映画を作らせるが、キャロルを殺したヘロインを運ばなくては…
私小説とは知らずに鑑賞。意外と呆気ないラストの後、押し寄せる余韻の中で切なくて苦しくなった。ピアノの音でシーンが切り替わっていく手法が印象的で、作品名を見ると思い出してしまう。フィリップ・ガレル好き…
>>続きを読む