原作をすでに知っている場合、映画が進むにつれて頭の中に浮かんでいたイメージがだんだんと映像に擦り寄っていくことがほとんどだけれど、今回ばかりは、はっきりと違う。
主人公、街並み、キッチン、、時代もあ…
根っこのないふわふわとした演技と清潔な空間。役者の視線が印象的。
普通を突きつける恋敵が、一瞬しかない出番にインパクトを残している。恋敵の演技にはふわふわした印象は全くない。そしてみかげが唯一強…
「キッチン」という生活感のあるタイトルとは裏腹に、終始浮世離れした作品だった。
みかげと雄一の関係性、妻との死別を機に女性として生きることにした橋爪功、バブル期とはいえ広くてスタイリッシュ過ぎる家…
日本のバブル経済がまさに絶頂期を迎えた1989年の作品らしく、家賃何百万するの?て雰囲気で、美術館ですか?て感じの名作デザインだらけの調度品や植物園?て感じの現実感の無い、だだっ広い生活空間とか、当…
>>続きを読む#森田芳光 監督作品「#キッチン」を観た。#吉本ばなな 原作の著書を映画化,主演は海外トップブランドのスーパーモデルになる前の #川原亜矢子。あどけなく垢抜けてなく演技も上手いとは言えないがこの作品…
>>続きを読む《呼び鈴も鳴らさず引き戸を開けて入る青年》
〝こんにちは〟(女の子が出てきて)〝こんにちは〟〝お腹空いてない?〟〝少し〟〝ボクは腹ペコで死にそうなんだ。一緒にご飯食べてくれないか?〟〝いいですよ〟
…
観ているこちら側に伝わる“違和感”
けど、登場する人物たちはそんなこと全く意に介さない
これは「家族ゲーム」(1983年)からも感じた“匂い”です
“おかしな”ものを“おかしくなく”描く、そんな監…