執念と狂気の大捜査線
いつも"狼たちの午後"とごっちゃになる一本。フレンチコネクションとはまた一味違う刑事ものをフリードキンは生み出した。
"一線を越える"。それを見事に映像化していた。
今じゃ珍しくなった?刑事が走り回るタイプの作品。
シンセポップな劇伴など80年代感はありますが、そこはなんといってもフリードキン作品、
中身は80年代的軽さのほとんど無い、重くて湿度の高いバイオレ…
作品全体に漂うno mercyな雰囲気が最高。ちょっと荒削りな部分もあったが、狂気に飲まれてゆく描写が良かった。
中盤のカーチェイスから終盤にかけてが最高に面白い。(「フレンチコネクション」もそうだ…
犯人を捕まえられずにどんどん法を逸脱した捜査をしてしまう刑事という定番なストーリーだが、皆が期待するような展開がモリモリなので退屈しないし面白い。
しかし、終盤のあの展開はかなり予想外だった。
刑事…
にせ札組織のボスを追うシークレットサービス。相棒を殺され、法を逸脱しても追い続け、遂に居場所をつきとめるのだが…。
ロビー・ミュラーの撮影、フリードキンの熱量高い演出。高速道路のシーンは「フレンチ・…