ブレッソン流シネマトグラフのひとつの到達点
クローズアップで撮られた聖なるロバの目に映るのは人間の愚かさと善悪など何の意味も持たないこの世界の醜さ
羊(人間の罪)に囲まれるバルタザールのラストが印象…
原題『Au Hasard Balthazar』
これは、多分、自宅のTVモニターで見たら良さが半減する作品だと思う。つまり、映画館の大スクリーンで見なければいけない映画である。
ブレッソンとい…
ブレッソンは好きな映画監督
ロバがただまわりの人間の運命のままに、ただ振り回され続けて、彼は何かを言うこともできない
そんなひとつの残酷さを感じた
ロバ、めっちゃいい演技してたね
なんか人間が泣くよ…
与える情報を吟味し、撮影につきものである偶然性を統制し、必要最低限の演出で見せていくその様は、個人的にはフィンチャーにも通ずる冷たい美学を感じた。カメラが映す現実を偏執狂的なまでに制御する手法は、共…
>>続きを読む変わる人間、変わらないロバ
少女とロバの過酷な悲劇かと思ってたけど少し違う印象を受けた
人間て嫌だねという印象が残る
解説にユーモアがあると書かれていたけどそれは言い過ぎだろー
ロバの演技は最高でし…
バルタザールという一匹のロバが主役。映画は彼がある一家に飼われた所から始まりそこから事情が重なり複数の異なる飼い主を転々とする。
不良少年の居るパン屋、他の動物も飼われてるサーカス、アル中オジなど…