No.457[あてどなく(オ・アザール)歩いたバルタザールが行き着いた先には?ブレッソンと薄幸少女①] 89点
ロバと聞いてキリストのエルサレム入城に代表されるキリスト教的シンボリズムが頭に浮かば…
物語の展開がよく分からない。暗転を繰り返して話を端折る。でも要はロバであるバルタザールの数奇な生き様といったシンプルなもので、ところどころのイメージの美しさを讃える系の作品かなと。
アンヌ・ヴィアゼ…
だんだんブレッソンの良さが判ってきた気がする。ボタンに手をやった1カットだけで性行為があったと分からせるの凄すぎるな。冒頭のぶらんこに2人で乗ってる構図もキマりまくってた。ロバはキリストの象徴?彼の…
>>続きを読むロバの無垢さが人間の浅ましさや愚かしさを際立てる。
なぜ人は、いがみ合って酒を飲んで意味もなく他人を傷つけて自分を傷つけるのか。
こんなにも破滅的なのか。
そんな問いをロバという芝居ではあり得ない…
初めてのロベール・ブレッソン、はよく解らなかった。誰も“ロバ”に執着していないように見え、何かの象徴にも見えない。
鞭打たれ、殴られ、蹴られ、ただひたすら労働させられるこのロバ畜生と“女”は、同じ…