クシシュトフキエシロフスキ監督によるトリコロール三部作の赤。盗聴される法学生と盗聴する元判事の老人、そして家出した彼の犬を届けた女性の交わる運命。人間不信の老人は法学生と自身の傷を重ね合わせていた。…
>>続きを読む〈淡く仄めく赤の世界と、人間どうしの微かなつながり〉
人間たちの思わぬ結びつきを提示することで、悲しみに暮れる人も怒っている人もまるごと包みこんでしまう。これは映画に与えられた特権なのだとつくづ…
トリコロール三部作: 赤 博愛
前の2作に比べると、人間関係の広がりが感じられた。ヴァランティーヌと判事との出会いも犬を介してだった。
完全な人間不信だった元判事とヴァランティーヌが少しずつ心を…
だいぶ前に見終わりました!そういや書いてなかった…
まさに三作品すべての大団円的な終わり方。
神話的な解釈もできるらしいけれど、とにかくどのお話も雰囲気が良かった。
おばあちゃん、瓶捨てられて良かっ…
失われた信仰も、もしかしたら飼い犬の交通事故がきっかけで取り戻すことができるかもしれない。人生とは。
イレーヌ・ジャコブはなんというか誠実に生きる娘役が大変似合うな。純粋無垢とか、自由奔放とか、質…
トリコロール3部作 赤『博愛』
「人間はもっと寛大なものよ」という性善説的な美しさに偽善を突き付け揺るがすシニカルさを持ちながら、博愛による救済を体現した作品
ラスト突然のカタストロフからの三部…
3部が繋がっているという予備知識はあったけれど、これって繋がってるって言うのかな?単にすれ違う感じで登場してるだけで、それぞれに関わりはない。
元判事の男性は、若い新米弁護士の男性と同一人物で、妖…
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