関の彌太ッぺに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『関の彌太ッぺ』に投稿された感想・評価

YAZ
4.2

中村錦之助の観る

生き別れた妹を探す弥太郎は
旅の途中幼い娘の命を救う。
父娘と別れた後に妹に渡そう
としていた金が無くなり

監督 山下耕作 脚本 成澤昌茂

長谷川伸原作戯曲で五度目の映画化

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長谷川伸原作股旅物の定番を、成沢昌成脚本により忠実に再現された、充実期に達した中村錦之助主演、新進の山下耕作監督の、この正統派時代劇不滅の名作を、学生時、神田のうらびれた映画館で、柄の悪い観客に囲ま…

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妹のためにお金を必死に集めたのに、報われずヤクザに身を落とす、やたっぺの悲哀を錦之助が見事に演じています。
最後の背中が印象的な作品。
七人の侍にもでてる人の悪役も良かった。何回も映画化されるだけあ…

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5.0

十年後の字幕が出ていきなり安部徹ドアップは笑っちゃうよ。錦之助の変貌っぷりも笑っちゃうんだけど、これにラスト泣かされる。
妹の顛末を語るシーンのカメラのにじり寄り。
錦之助と十朱幸代の間に咲く花の物…

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SANKOU
4.2

このレビューはネタバレを含みます

浪人である関の弥太郎は生き別れた妹に会うための旅の途中で、一人の少女に出くわす。お小夜というその少女は、別れた時の妹とちょうど同じくらいの年頃であった。
そのお小夜は足を滑らせて川に落ちてしまう。咄…

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あ
4.5
錦ちゃんの顔の変化!今回は善の功かと思いきや、やはり小悪党な功よかった、十朱幸代のことマジで好きになっちゃうというのもアツい
4.5

再見。因果が巡ってきたかのように背中を斬られた木村功の最期の「兄ぃ…」の台詞があまりに切ない。中村錦之助と十朱幸代のあいだに立ちはだかる垣根が画面の大半を覆い尽くし、どう足掻いても別れる定め。彼岸花…

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4.5

何度見ても涙腺が緩んでしまう問答無用の傑作。
物語の中盤の彌太郎が探していた妹の消息を女郎に告げられるところの、ゆっくりパンをしていくシーン。そしてラストの梵鐘が鳴るなか彼岸花が路傍に咲く道を歩んで…

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4.3

【再鑑賞】
生き別れた妹を捜す関の彌太っぺ。
道中知り合った幼い娘の預け先に四十五両を置いて去る。
その後妹の病死を知った彌太っぺは、用心棒として変わり果てた姿に。
長谷川伸原作の股旅もの。
十朱幸…

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4.2

親しくなった年下の女性に自分の死んだ妹を重ね合わせ、彼女を守るため自分の正体を隠しながら難事に立ち向かう主人公は『無法松の一生』と並ぶ日本における女性崇拝の鑑(無法松が姉や母を代表する年上なら、こち…

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