前に観てたなあ。その分冷静に観れた。冒頭がとにかく素晴らしいが、それ以降の構成が中途半端。サブキャラが面白すぎてご主人様を食っちゃってる。主従関係の偽善ぶりを徹底的に炙り出すのならもっとご主人様のキ…
>>続きを読む仇討ちの旅に出た主人に対する下郎の訥平(田崎潤)の懸命な奉仕、そして旅の途中で出会ったお市(瑳峨三智子)との恋の話。
お市は軍学者須藤の妾として町の一角で静かに暮らしていて、文字さえ読めない下郎の…
状況だけ見ればまるで喜劇で、実際に前半の田崎潤は哀愁と可笑しみが混ざったようなユーモラスな演技だが、それが返って悲劇を予感させる。
後半はひたすら残酷の連鎖で、片山明彦は命欲しさに田崎潤を差し出し、…
個人的に尊敬する伊藤大輔監督の力作で、同監督のサイレント期の『下郎』のセルフ・リメイクでもある。新東宝作品。
封建社会の惨たらしさを描破した時代劇という意味で小林正樹✖️橋本忍の『切腹』の世界観に…