このレビューはネタバレを含みます
犯罪と法廷劇は面白い。
最後はナイス説法。誰にでも起こり得た系に落ち着くのか。しかし、前中後景に人を配置するような映像を続けて、突然の神視点、背景に誰も映さずセンターフレーム。二人が並ぶ。これは目…
ニコラス・レイ監督による社会派法廷サスペンス。
一見ダラダラ進んでるように思えますが、フィルム・ノワールの空気感を纏った法廷劇の中に社会派ドラマ、メロドラマ要素があるため多ジャンル目線で楽しめます…
ニコラス・レイ監督の第二作目。ハンフリー・ボガードが設立した独立プロの第一作目。原題「Knock on Any Door(どの扉を叩いても)」。黒人作家ウィラード・モトリーがスラム街の悲劇的青春を描…
>>続きを読む強盗と警官殺しの容疑者ニックの裁判シーンから始まる。弁護人ハンフリー・ボガートの弁護が、ナレーションとなり、ニックの人生の回想となる。妻のために堅気になろうとしても、世間は受け入れてくれない。再び刑…
>>続きを読むジャンルが変わっていくのではなく、法廷劇の中にメロドラマや若者の非行モノが組み込まれている構成。
男が挫折するメロドラマは、ニコラス・レイって感じ。『孤独な場所で』しか観てないけど。
陪審員や裁判官…
社会の頽廃を叫ぶボギーの目が潤んでて泣きそうになった。もはや疑いようのない反国家映画で、警察組織の欺瞞と誘導尋問を撃つべく国外追放覚悟で証言台に立つ男たちも法の前に力尽きる。『追われる男』然り男二人…
>>続きを読む冒頭の犯罪シーンがキレキレなので「これは傑作なのでは」と思ったが、その後は割と普通。
というのも裁判シーンが長いのでちと冗長だし、メッセージが全面に押し出されていて説教臭い感じがいまひとつだった。
…
冒頭、畳み掛けるショットがいちいち決まる。警官のドアップ。カメラが動いてハマる。序盤、チェスに興じるハンフリー・ボガートと妻役キャンディー・トクストン、妻一言も発さず。ニック・ロマーノ役ジョン・デレ…
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