海と毒薬に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『海と毒薬』に投稿された感想・評価

死人に呼吸器。危篤に毒薬。健康体は被験体。
その一連に、良心問うて罰を下すは聖人さん。ほんまにコメディやった。

社会派の熊井啓監督が、遠藤周作原作の九州大学生体解剖事件の顛末を克明に描いた問題作。アメリカ🇺🇸陸軍航空軍第314爆撃団のB-29、55機が九州に飛来し、大村飛行場を飛び立った紫電改30機の迎撃で2…

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marzo
5.0

【映像ホール・シネラ 資料より】
遠藤周作の同名小説の映画化だが、原作は1945年九州大学医学部で実際に行われたB-29爆撃機搭乗員で捕虜となった米兵の生体解剖事件を元にしている。映画はこの解剖事件…

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arca
4.8

このレビューはネタバレを含みます

教授たちの無言の苦しみ、冷淡な佇まい。
成田三樹夫さんの「ガーゼ、ガーゼ」という静かなセリフが、独特の声とともに耳に焼きつく。

人を救うはずの医者が、生体解剖に手を染めていく。
それはまるで、いつ…

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SANKOU
4.3

このレビューはネタバレを含みます

人を救う為の医療の犠牲になって死んでいった者たち、その命の重さとは、そして人間の良心とは何なのかを深く考えさせられる映画だった。

患者を実験材料、もしくは昇進の為の道具としか見ていない医師達の冷酷…

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24.09.09:。

監督補 原一男
のクレジットに震える。
今年観た映画で一番怖い。

『白い巨塔』のオマージュっぽいシーンも多く、たまたま連続で観たのでより楽しめた。グロすぎて白黒映画であることが救い…。

日本は戦争加害者でもあるんだぞ。

【怠惰(acedia)】
「僕にとって良心の呵責とは、他人の目、社会の罰に対する恐怖だけです。」
神の元において狂った人々と、神無き社会で人間を諦め壊れた人々との、噛み合わぬ会話が呻き軋む。渡辺謙と…

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李ゅ
4.7
すごく落ち着くから何度でも観たい
手術室の水の波紋と血液の混ざる様と心臓の壁
子供を堕ろした看護婦
僕にとって良心の呵責とは社会に対する恐怖だけです。のセリフが自信満々でガンギマっててよかったです 何回か巻き戻した
渡辺謙ずっと良すぎる。多分本当に良心ない

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