ベルトリッチとヴィットリオ・ストラーロの最高傑作。 鐘楼の上でゆっくりと影になっていく主人公。 吊るされたハムと同じ色の壁の部屋。 咲き乱れる花と自転車。 朝方の青い光。 物語と表象の幸福なバランス…
>>続きを読む2023/4/23
北イタリア、エミリア地方の小さな町タラ。汽車から降り立った男性そっくりな銅像があったり、町の人たちがどことなく不自然だったり、冒頭から違和感を抱かせる描写が多々。すぐに銅像は彼の…
半世紀前イタリア田舎町の空気感に浸る
ミステリーサスペンスの体を取っているようでいて若干のおとぼけコメディもはいっているような、要はイタリア的洒脱さに満ちた映画。
ファシストに対抗した町の英雄が…
ベルトルッチ、これを20代で監督してたとは……。
ボルヘスの原作の力もあると思うけど、ストーリーの面白さを上回る不穏なムード、意味ありげな配置、夢なのか現実なのかわからなくなるような奇妙な、それでい…
絵画のような構図、カメラワーク。
これらがベルトリッチ他作品とかに比べると「わかりやすく」良い。
この「わかりやすさ」のおかげでとっつきやすいんだがちょっともったいない気もする、という贅沢な感想をい…