戦後間もない貧乏一家の夜逃げ物語。荒川土手の四ツ木、職人肌というか不器用なのもなんか江戸っ子って感じの伊藤雄之助と完全なるカアちゃん"お雪さん"望月優子強し。ちょー貧乏なのにやたらカラッとしてるしこ…
>>続きを読む感覚としては『どですかでん』より貧しく『どん底』よりちょいマシくらいな感じで、兎にも角にも暗さが微塵もない。馬鹿正直さやらで全て身から出た錆なんだけど、石仮面みたいな不気味な粘土のお面や社会のせいに…
>>続きを読む1961年 モノクロ 88分。1949年の大晦日から始まる。貧乏長屋に暮らすブリキ職人豊田(伊藤雄之助)の一家は正月を迎える金も無く、幼い娘(二木てるみ)を使って金策する始末だ。年が明けても風向きは…
>>続きを読む「綴方教室」で知られる豊田正子の「粘土のお面」が原作。
中川信夫監督、怪談映画のイメージが強いけどこんな市井の人々を描いた作品も撮ってたのか。
本当に洒落になるくらい貧しいんだけど、どっこい生きて…
貧乏が過ぎても明るく生き抜く姿。お金がないお金がないなんて私も言うけれど電気が切られるほどじゃないし明日のご飯に困る訳でもない。そして更なる不幸が続いてもまだまだ笑いながら真夜中に動ける強さ。昔の人…
>>続きを読む戦後間もない下町長屋のブリキ職人一家の貧しい日々。
シャレにならない貧しさも極寒を感じるボロ長屋も、望月優子と伊藤雄之助の夫婦家族がおりなす明るさで吹き飛ばしてしまう爽快感。
この二人の罵倒しあ…
このレビューはネタバレを含みます
「地獄」に感動して中川信夫監督作品2作目視聴。
地獄とはうってかわって家族愛?夫婦愛?いや、なんだろ、ハクナマタタ的な。
極貧貧乏長屋
雑巾屋にブリキ屋、こうもり傘の修理
という三軒の並び。
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