観る度に感動を与えてくれるドライヤー監督作。今回も期待しながら観賞。最後はまた「よかったなあ!」と涙が溢れてきました(笑)
現代映画と比べることはできないけれど、作品が内包しているテーマは現代にも…
このレビューはネタバレを含みます
「カール・テオドア・ドライヤー セレクションvol.2」
デンマークの映画作家カール・テオドア・ドライヤーが1925年に手がけたサイレント映画。
デンマークのコペンハーゲンに暮らす一つの家庭。超傲慢…
なんてことない映画である。事業で失敗し、不満を募らせ家族にあたることでしかその憂さを晴らせないヴィクトル。家族を支えつつ、ヴィクトルの痛みに寄り添いつつ健気に家庭を盛り立てる妻イダ。その二人を支える…
>>続きを読むコメディなのかはわからないけど、タンスに隠れるシーンはコミカルだなとは思う
そこまで家父長制を揺るがすほどの作品でもないと言ったら簡単になってしまう気がする
やはり室内ショットより外に出て撮ったやつ…
メロドラマの佳作という感じだけど、乳母や夫の描写、用具入れから覗く妻の演出、ラストの後頭部(と夫の項にかかる妻の指先)ショットが素晴らしかった。並行モンタージュやフラッシュバック=過去挿入などあり。…
>>続きを読む