ゼア・ウィル・ビー・ブラッドの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 9ページ目

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』に投稿された感想・評価

20世紀初頭、資本主義が神を殺した。
資本主義が浸透する以前のアメリカ西海岸は、植民者にとって、キリスト教を布教し未開の地を文明化するまさに「フロンティア」であった。
しかし、資本主義の象徴たる「石…

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視聴記録

金塊!石油!Discoveryチャンネルみたいなやつかな?
ゴールデンステイトカリフォルニア
スタンダード・オイル=J.ロックフェラー(米石油王)ESSO

ポール・ダノ教は朗らかなカル…

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ポールはどれだったのか分からなくて混乱した。
同じ役者が演じてたらしいけど全部イーライじゃなかったのか。
最後のダニエルの息子への対応は彼なりの選別なのかなあ。
Kiki

Kikiの感想・評価

4.2

ダニエル・デイ=ルイスの狂演が全て。
石油=お金が絡むことにはありがちなのか独裁的なダニエルの、自己利益のためだけに生きる人生。ただどこかでは愛を求めているという様子が要所要所で現れるから人間味があ…

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IzumiRyo

IzumiRyoの感想・評価

3.7
人生の成功者は一定の狂気を纏っているんだなぁ。人間はなんと浅ましいことか。


ポール・トーマス・アンダーソン監督作品。

ヘンテコな物語ですが、最後まで見入ってしまいますね。

1890年代から1920年代にかけてのアメリカが舞台。

1人のアクの強い訳の分からない人物の半…

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石油とは富であり、力であり、血である。
それに群がる人間たちの欲深さや、宗教の欺瞞をシニカルに描く。
これを傑作と言わずして何と言う。

ホラーのように不穏な弦楽器が響き続けるなかで、セリフもなしに…

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春21号

春21号の感想・評価

4.3

神殺しの映画なんだと思いました。

石油というのは人類の無限の可能性を与えた。まさに人類のエネルギー、パワーです。資本主義は石油なしでは成り立たなかった。
それは同時に神の時代を終わらせたと言っても…

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M

Mの感想・評価

4.3

これは石油王の映画なのか…?この映画が終わったときなんかとても思想が強い作品だと感じた。もちろん作品の映像美、脚本は「ゴットファーザー」なに近い話だがそこに宗教が入ってくるとよりカオスな出来栄えにな…

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こまち

こまちの感想・評価

4.1

取り憑かれたように石油事業の拡大への野心に燃える主人公と、人々を惹きつけ信者を集める牧師の対立。

ダニエル・デイ=ルイスとポール・ダノの迫真的な演技で 、2人の心理戦から目が離せない。静かな映画だ…

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