ブギーナイツやマグノリアのポール・トーマス・アンダーソン監督作品
石油に人生をかけた男の半生を描いた作品
アカデミー賞で主演男優賞を得たダニエル・デイ=ルイスの演技はもちろん、神父を演じたポール・ダ…
油田ハンターの父が、息子を捨て、気が狂ってすべてを失う話。
宗教を自己都合の道具にした男の末路が描かれる。
不謹慎ながら油田で事故って作業員が亡くなる中盤からようやく面白くなる。
面白くなるまで時…
PTAによる圧倒的映像美、ダニエル・レイ=ルイス、ポール・ダノによる凄まじい演技、Radioheadのジョニー・グリーンウッドが手がける不穏な音楽が三位一体となり、「映画の力」を強く感じさせるよう…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
信仰すら資本主義に吸い取られ結局残るのは資本主義の虚しさだけってことですかね。昨日日本マスタートラスト信託銀行の存在を知って金の流れについて考えていたところなので本当に虚しいだけなんかねって思ってい…
>>続きを読む冒頭の十数分にわたるダニエル・デイ=ルイスが地下を掘削する台詞のないシーンがこの物語全体を覆う孤独さを先取りし、資本主義を流れる血としての石油が人々を分離させる憎悪を点火させ、ラストに本物の血がおぞ…
>>続きを読む石油採掘者の主人公が壮絶な欲望や裏切り、人間の心の闇を曝け出して石油王になるが、孤独になり堕ちていく話。
欲に塗れる主人公の描写が重苦しく、終盤宗教味がつよくなりすぎて飽きてしまった。中盤まではおも…
ほぼミュージカルだった!不穏でストレスフルな不協和音ミュージカル アメリカンドリームの光と影的なかんじの映画を想像して観始めたけどぜんぜんパーソナルな映画でよかった こんな地獄が人生一度でもあったら…
>>続きを読む孤独を欲しながら欲望を抱く男が石油採掘に魂を捧げ、やがて石油王となるストーリー。
神、信仰、罪、命、
全てが石油の前に霞みゆく。
燃え上がる炎のように止めどなく立ち上る狂気がいつか尽きる、その瞬間…