20世紀初頭を舞台にダニエルが石油王になるべく奮闘する姿を描いた作品。石油王というアメリカンドリームの体現者の精神性が深く画面に現れており、いわゆる血も涙もない資産家という評価が下りそうな人物の人と…
>>続きを読む宗教と資本主義の対立?孤独な男の栄枯盛衰?
石油の掘削で富を追い求めた男の話。
ストーリー自体はシンプルと言うか、そこに面白さを見出すような作品ではないと感じる。
一方で、宗教との対立や主人公…
ガスが噴射して燃え上がる油井やぐらをバックに皆が走ってそれを追いかけるドリーショットが素晴らしいし、流れるようにそれを対処する一連の作業があって、その事故で聴力を失った息子が言葉にならない呻き声をあ…
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・思ったこと
1アメリカ感
1-1成功への執着
→今回は開拓者としての、ブルータリストでのアーティスト感
→最初、足折った中でbyタランティーノ
1-2.資本への執着から倫理を超える
→brea…
ポール・トーマス・アンダーソンのフィルモグラフィは、全体で1つの変奏曲(バリエーション)のように感じられるなか、主題(テーマ)は父性の挫折であり、その主題が各作品においてどのように変奏されているのか…
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