死にかけのヌーヴェルヴァーグ
新しい波、方法論、息吹は死にかけている。ゴダール的な方法とも言っていい、メタ的な語り、自己言及的な語りの限界がこの映画にはある。
資本主義に対する痛烈な批判は社会主…
8月のJLG②
パリに近い団地に住み、夫と二人の子どもと暮らすジュリエット。彼女は中流階級の単なる主婦というわけでもなく、夫のいない昼間は売春をして小銭を稼ぎ、衣服や美容代に当てている。そんな彼女…
都市開発の街と長回しによるドラマパートが交互に映されながら、子供との会話(言葉の意味って?)、カフェや美容院における幾つかの会話パートだけカットは繋がっていくその切実さ。扉の開閉による開放と断絶の見…
>>続きを読む映画というより、映画風エッセー。映像、セリフ、構成全てがアバンギャルドに見えるが、総じて見れば調和している不思議な作品。都市の発展と崩壊するモラルによって引き起こされる実存的不安を、映像と演技で見せ…
>>続きを読む都市と人間を解剖するスケッチのようなものという他の方の感想がとてもしっくり来たのであまり書くことはない。
頭脳も洗えるアメリカ型パックスと形容されていたように、アメリカがパリにもたらした資本主義的文…
パリのコンクリートジャングルに生きる女たちの断片を拾い上げ、現代社会の虚飾と孤独を映し出す実験的な詩篇。
ジュリエットを中心に、売春で生計を補う主婦たちの日常が、断章的なショットと断続的なナレーショ…
「団地妻の売春」を題材にしたゴダール66年作品。ぶらsディが登場。彼女は昼間、売春を行っている。彼女のこどもが社会状況のアジ演説風のセリフ。彼女の日常。ゴダールのコメンタリー。「私はゼロの地点に戻っ…
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