言葉では語らず、映像を読ませるタイプの映画。
唐変木で他人に興味を示さない兄ハコボ、社交的な弟エルマン、偽って兄の妻をつとめる同僚の女性マルタ、この三人の人間模様を描いています。
つけては消され…
おかしみのある雰囲気を持った良作。東京国際映画祭で注目されなければ間違いなく見なかったであろう地味な作品にも関わらず、映画として真っ当な演出力をみせつけられた。
『ウィスキー』を観て改めて思ったこ…
ここまですうっと浸れる映画に出会ったのは久しぶりだなぁ。
寂れた靴下工場を経営するハコボと、そこでハコボの助手として働くマルタ。
ある時、ハコボの弟エルマンがハコボ宅に滞在することになり、弟の滞…
淡々と進む映画だからか、映画を見ながらもしこれが自分だったらどうしてるだろう?と振り返ってしまう余裕があった。
ウィスキーという言葉はウルグアイで、写真を撮るときのピースみたいな言葉みたい。ウィスキ…
静かに淡々と進むので油断していると寝ます(寝ました)。でもキチンと観ていると凄く出来の良い映画だって気付くはず。ちなみにラストの解釈は人それぞれのようです。パッケージからは想像もつかないような内容で…
>>続きを読む初ウルグアイ映画(といっても世にほとんどウルグアイ映画は出ていないみたいですね)。酒の話ではありません。南米のカウリスマキという評価で見てみました。確かに冒頭からカウリスマキっぽさ全開。ただ、この作…
>>続きを読む古く寂れた靴下工場を営むハコボ。毎朝決まった時間にシャッターを開け、従業員のマルタと挨拶を交わし機械のスイッチを入れて一日が始まる。素朴で単調な日々を送っていたある日、疎遠だった弟のエルマンが帰省す…
>>続きを読むこの映画に出てくる人物は、ほんとに地味な中年というか初老の男女で、街のどこにでもいてそうな普通の人という感じだし、薄暗い靴下工場はオンボロで、いかにもその辺の零細企業と言った風。
ハコボもマルタも無…
(C)Control-Z Films