世界にたちこめる霧の中のその先には、光があるはずだと信じて歩く。
まだ旅の途中なのだから。
割と正統派に近いロードムービーのような体裁をとりつつ、芸術品の長回しと急なファンタジー(雪で全員が上を見…
お姉ちゃんの自覚と覚悟を無粋な言葉を用いずに長回しの中の圧力で完璧に伝えてくるのがマジですごい。見せないし会話をしなくても回し続けることで生まれる何かがあるし、肝要な瞬間さえ映画のうちに切り取れれば…
>>続きを読む人を笑わせること 泣かせること 難しいことだよ
旅芸人は監督自身 私は味方だ ファシズムへの加担の懺悔?
時代に翻弄され、傍観し、物語を紡ぎ続ける→与えるものへの移行
最初の時はいつでもそうなんだ…
テオ・アンゲロプロスの美しくも、残酷な姉弟の旅。二人の目的地は霧の中で、行けども見えてこない。それは二人の人生そのものではないのか。脚本に、「ユリシーズの瞳」「ノスタルジア」のトニーノ・グエッラ、「…
>>続きを読むタルコフスキー作品から会話を極限まで削ぎ落としたような感じ
芸術路線なのは分かってるんだけどそれにしても主役2人の心情が分かるようなカットが少すぎるというか、遠景+長回しの弊害で顔のアップもほぼなく…
これ以上の映画は自分の中で今後もないと思うけど、あったら困るので4.9。今まで何度も5点つけてるが一度つけ直すか。感想は書きたいけど言葉にすると安っぽくなってしまいそうだから書かない。ちゃんとした言…
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