ギリシャに住むシングルマザーに育てられている12歳と5歳の姉弟が、家出して会ったことのない父親がいるというドイツに向かうという物語。
母親はまさか子供たちがそんなことをするとも思わず、ドイツに父親が…
改めてアンゲロプロスの映画の日本語字幕が池澤夏樹であるのは、奇跡的な幸運であり、同時に必然だと思う。
この映画において、雪は幼い2人以外の時間を止め、2人を警察から逃した。池澤夏樹は
「雪が降…
お姉ちゃんの自覚と覚悟を無粋な言葉を用いずに長回しの中の圧力で完璧に伝えてくるのがマジですごい。見せないし会話をしなくても回し続けることで生まれる何かがあるし、肝要な瞬間さえ映画のうちに切り取れれば…
>>続きを読む人を笑わせること 泣かせること 難しいことだよ
旅芸人は監督自身 私は味方だ ファシズムへの加担の懺悔?
時代に翻弄され、傍観し、物語を紡ぎ続ける→与えるものへの移行
最初の時はいつでもそうなんだ…
テオ・アンゲロプロスの美しくも、残酷な姉弟の旅。二人の目的地は霧の中で、行けども見えてこない。それは二人の人生そのものではないのか。脚本に、「ユリシーズの瞳」「ノスタルジア」のトニーノ・グエッラ、「…
>>続きを読むタルコフスキー作品から会話を極限まで削ぎ落としたような感じ
芸術路線なのは分かってるんだけどそれにしても主役2人の心情が分かるようなカットが少すぎるというか、遠景+長回しの弊害で顔のアップもほぼなく…