コロッサル・ユースの作品情報・感想・評価

『コロッサル・ユース』に投稿された感想・評価

5.0
光と影の素晴らしさに加え、白い部屋、さらには白い建物の中に佇むヴェントゥーラがそのまま影のように美しい。
このレビューはネタバレを含みます
ヴェントゥーラは新しい家に関心を示さない。
「家族は何人?」「わからない」
彼はこの質問の圏外にいる。彼はどこにいるのか? あるスラム街かもしれない、すでにそこにもいないかもしれない。
1夕
4.2

退廃的が過ぎる。映画観てて本当に終わらないかも思ったの初めてだ。
ワンショットワンショット異様に長いし、ヴェントゥーラからは全く生気を感じられない(ずっと喪服みたいなの着てるし)。
光がどう入ってき…

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すえ
4.5

記録

【壁】

友人と、2Kレストア版(めんどいからこっちに記録)。

久しぶりに世界を解体した姿として点在するショット、その間隙に立ち現れる観客個々人のイマージュを描く(信頼する)映画を見た。そ…

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黒が、黒い。ヴァンダを呼ぶ団地外のシーン。非常に印象的で、シュルレアリスム的な感覚を呼び起こす。
4.5
この世界のどこにこんな風景があるんだろうか。異次元の空間のように存在している。
ヴァンダのグダグダした語りとか意外とトボけてる部分もあって少し笑える。
kiko
4.0
集中力切れて何度も寝落ちしてしまった。またの機会を!
5.0
このレビューはネタバレを含みます

黒と白と赤。美術館に飾られた絵画…人物の圧倒的な絵画的な画作りと影は文字通りの絵画だった。ヴェントゥーラは役名のようだけど、どこかこの世のものとは思えない佇まいと白痴のような言動は、ホース・マネーで…

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Juzo
5.0

リスボン郊外のスラム地区フォンタイーニャスに住むカーボ・ヴェルデ移民たちの暮らしと声を、静かに、しかし極度に様式化されたスタイルで掬い取る。
社会的にも詩的にも、徹底して映画的な表現を探求した作品で…

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Sean
4.1
団地映画。主人公がそこに住む人々を訪ねて、思い出話をぶちまけ合う。すごく形式ばったお堅い作品だけど、歴史では語られない個人の記憶に向き合おうとする監督のストイックな意志を感じました。

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