木下惠介初期作観る
ヤクザ者町田は踊り子敏子を
強引に連れ出し浜松に向かい
箱根で途中下車するが。主演
二人のみの60分ほどの中篇
木下惠介は女性の味方
木下惠介は女性を都合よく使う男が嫌い
…
要はヒモ男の話で内容はシンプルっちゃシンプルなんだけど、目とか指先だけの演技がなんか劇画っぽい感じがして、さらにロードムービーなので追われている感、圧迫感が作品を面白くしているのかなと。しだいに緊張…
>>続きを読む台詞はあるけど大袈裟なサイレント演技。大袈裟な煽りと超クローズアップ。真鶴で途中下車して以来一度たりとも屋内に入らない雑木林映画。坂道に置かれたカメラによってアイレベルは目まぐるしく変化して傾く。そ…
>>続きを読む淀川長治さんがおすぎさんとのトーク番組で絶賛していたので鑑賞。
まず、オープニングでタイトルが出た時に女の笑い声が聞こえる演出に驚いた。だが、この声に意味はあるのだろうか。
目元、口元を異常なま…
窃盗、美人局、強盗、傷害、たぶん詐欺などを繰り返す、足を怪我している、自称復員兵の男は押し入り強盗の際に警官を負傷させて、逃亡中。その男が踊り子をしている孤独な女に箱根駅に来いと強引に言い残す。ずる…
>>続きを読む不敵に笑う男
流されるように付き従う女
男の脚は戦争による傷か
男の不遇は戦争の爪痕か
女を利用しようとする男
男を戒める女
男の矮小さを知る女
男女二人だけで進行する物語
立場が徐々に変わって…
このレビューはネタバレを含みます
1948年の作品ということは、まだ戦後3年目だ。
主な登場人物は、男女二人だけで、二人が逃げていく行程をオールロケで撮影した、挑戦的な作品。
女は、男と別れなくては自分まで堕ちていくだけだと思って…
松竹株式会社