衝動的で無軌道な運動体としての少年と、人間の身体運動に方向性とバランスと速度に変換する自転車
その関係性が、個人の心理、人間ドラマ、社会を浮かび上がらせていく。
映画!
素晴らしい。めちゃくちゃ面…
なぜこんなにも、ダルデンヌ兄弟に心惹かれたのかについて、イタリアのネオレアリズモ作品を集中的に観ることで、映画の文脈として理解できたところがある。
それはつまり、ノンフィクショナルな風景の先に立ち…
ダルデンヌ兄弟の映画は、二人の人物が同じ色の服を着るという主題があるとこれを見て思った。
少年の赤い服はただ唯一であったが、
一度その服を脱ぎ、
そして再び着るときには、
少年とともに赤い服を着て…
記録
ジャン=ピエール・ダルデンヌ
リュック・ダルデンヌ
自転車MTBと少年、里親
不良少年、手巻きタバコペーパー
ジャパンGAME
里親といただきます
やはり日本人には馴染みやすい作品
UC…
ダルデンヌ兄弟の作品に初めて聖母的存在が現れたのかもしれない。これまでの作品の救いのなさ、絶望感とは打って変わって、慈愛がこの作品にはある。もちろん幸福な設定であるはずがないのだが、観る側はいくらか…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
父親から捨てられ施設に預けられた少年シリル。
施設でも持て余され、父親からは拒絶され、週末だけの里親のサマンサをも手こずらせる…
という、カンヌで5作品連続で受賞したダルデンヌ兄弟の監督・脚本によ…
とにかく走る映画。そこに込められた少年の一途で純粋なエネルギーが、一切年相応の生き方につながらないのを見ているだけで悲しくなる。
走る以外のアクションもどんどん洗練されていっているが、それと反比例…
母親が亡くなり、父親に育てられていた10歳の息子が突然施設に入れられます。何もわからず世界にポツンと置き去りにされた少年。だが、縁あって美容室の女性が週末だけ里親になるのですが・・
ベルギーで社会…
ダルデンヌ兄弟作品、カンヌグランプリ
父性の喪失、母性への渇望、行き場のない怒りや葛藤
子供ながらに犯してしまう罪や、そこからどう事実と向き合っていくのか
決してやり返さなかったシリルは、自分の…