理解者がいないということは、その世界に生きる場所がないということ。モラトリアムを生きられなかった少女は過酷で残酷な小さな世界を生きていく。あらゆる存在は彼女にとって枷で重荷で、一切の救いがない。もし…
>>続きを読む「みんな嫌いだ」と「うんざりよ」が、少女に残った心だった。
誰にも優しくされなくて、枷と圧力が生活を占める。
それらを全部放り投げるような性暴力を受け入れる場面と与えられた綺麗な洋服を汚す場面が、…
ロベール・ブレッソンの作品は未鑑賞なのが2本であり、ついにこの少女ムシェットを見ることができた。 本作はブレッソン最後のモノクロ映像という手法をとっている。 この鬱屈とした感じが、イング・マール・ベ…
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