ラルジャンに投稿された感想・評価 - 6ページ目

『ラルジャン』に投稿された感想・評価

スニフ

スニフの感想・評価

3.8

ブレッソンの遺作
偽札をめぐる非条理なストーリー
ブレッソン、80歳の時の作品だなんて思えないほどクールで洗練されていてまるで高貴な絵画を観ているような繊細さ
ドアの開閉、革靴の音、あらゆる生活音が…

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eifonen

eifonenの感想・評価

5.0

西島秀俊が名前を挙げており、何となく見てみたけど、映画ビギナーの私にはレベルが高すぎた…
1つだけ分かったのは、主人公が犯罪を犯す瞬間の顔が徹底して映らず、手元ばかりが映るということ。悪を働く時の全…

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初ブレッソン。Blu-rayのパッケージが素敵で色々集めたくなる。題は”The Money”ということなのかな。
画は綺麗だし丁寧だが、ダイナミックさはない印象だった。淡々と進んでいき、思いもよらな…

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人が人をどれだけ不幸にできるか、その連鎖のえげつなさを非常に淡々と描いた、ブレッソン最後のシネマトグラフ。
トルストイの原作が露悪的なのか、ブレッソンの冷血的な演出がその露悪性を増幅させてるのか。

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よつゆ

よつゆの感想・評価

4.5

やはりブレッソンの生み出す映像美は素晴らしい。
このセンスは二つとない。
一点透視図法を多用するウェス・アンダーソンや、あまりにも徹底的に画作りにこだわるキューブリック、その他にもタランティーノや溝…

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いずみ

いずみの感想・評価

4.2
たった一枚の偽札が色んな人の人生を狂わしてしまう。悲劇として素晴らしい完成度。
GijoeGo

GijoeGoの感想・評価

3.7

渋すぎる。
省略の美とでも言うのか、全てを見せず間接的な映像表現と社会風刺が静かに突き刺さる。

70年代のフランスの薄汚れた壁面や刑務所の鉄格子のハゲた塗装、納屋の中と古びた歴史を感じさせるという…

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y

yの感想・評価

4.6

賃金受け渡し→働いていること、雇用主

電話は電話機のみ、
「お金返さなきゃ」   「無理」
→電話「助けてくれ」


「審問を再開する」
開始するではなく、再開する、ここにブレッソン的省略のコツが…

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BATI

BATIの感想・評価

4.8

噂は聴いていたものの話は全く知らずの鑑賞。金持ちのドラ息子の思いつきで使われた偽札がチェーンリアクションで労働者階級の家庭に飛び火して男は職を失い、自由を失い、そして…。冒頭から想像できない方向に話…

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北野映画の原点はここにあった
極端な省略によって因果を強調する編集テクニックは、観客に対して現実以上の現実を突きつける

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