このレビューはネタバレを含みます
おみつさんの父が死んだ、ミタ公に指す痛いほどの光
三田さんとすれちがうおりか、葉?を食いちぎりながら鳥が鳴く、なんという時間
惚れ惚れするのは乙羽信子よ、、、酒はコップでいこう、、
誰もがどこにも…
主人公である佐野周二の女性への憐れみや同情が、人情ドラマの範疇を超えて何も出来ない自分への怒りや諦念とない交ぜになって生々しい感情となって真に迫ってくるので少しビビってしまう。でも実はこの主人公の思…
>>続きを読む正しい人間の在り様について思索にふけるブルジョワ佐野周二。見た目がぼんやりだから宿の女中や芸者に懐かれる。たこ焼き酒場?での藤原釜足との出会いもよかった。カモにされただけなんだけど憎めない。
貧乏…
本作で大阪に左遷された佐野周二演じる「正義漢」エリート商社マンに対して何やら反発心を抱いてるレビュアーが多いようだが、いまこういう古き良きモラリストみたいな主人公が減った為、観賞中実感が伴わないのか…
>>続きを読むこれもamazonプライムで見付けた作品。1954年という事は終戦からもうすぐ10年というタイミング。小津映画「東京物語」とほぼ同じ時代だ。
舞台は大阪で、高度経済成長の中で会社の重役ともめ事を起…
芸者姿の乙羽信子が素敵すぎて参りました。佐野周二扮する主人公・三田の愛読書はクローニンの「星は地上を見ている」。この小説の基調にある〈ヒューマニズム〉がこの『大阪の宿』にも反映されていて、少々甘いけ…
>>続きを読む「今の世の中、金、金、金だ。一体、人はどこへいってしまったんだろう……」
(お金に困っている女性に対して)「君とは住む世界が違う」
のセリフが、同じ人物(主人公)から発せられることに戸惑う。その…