【1989年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
『楢山節考』『復讐するは我にあり』の今村昌平監督が井伏鱒二の同名小説を映画化した作品。カンヌ映画祭コンペに出品された。主演の田中好子は国内の主演女…
被爆者が描いた絵でよく見られる焼け爛れた手の皮膚をぶら下げたまま彷徨う人々の描写が恐ろしかったのと同時に、これほどの表現も現実に比べればまだ甘い方なのだろうと感じた。
悠一の特攻フラッシュバックの…
原爆の被害と戦後にも続く人々の苦しみを描いた作品。
目を背けたくなるようなリアリティのある、広島の被害や死にゆく人々。
PTSDについて描かれているのに驚いた。症状もリアリティがあり、戦争の爪痕を…
どうしたって現実だったものを知るのはやはり苦しいなと思いました
ありえたかもしれない、ありえるかもしれないものを見るのと
本当に、このような人たちがこうして、苦しかったり、やるせなかったり、辛い思…
原作者の井伏鱒二が暮らした杉並区の中央図書館で鑑賞。
8月6日の広島の惨状と黒い雨、その後の原爆症と差別に苦しむ様子が良く描かれている。
田中好子さんのお風呂の場面で、原爆症により髪が抜ける場面が綺…
こういう表現はあまり好きじゃないけど、これは「見なければいけない作品」の一つ。被害を受けた側が差別されてしまうという人間の性と集団の暴力。戦争や非常事態はこういうところまであぶり出す。田中好子さんが…
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