近松物語の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『近松物語』に投稿された感想・評価

4.1

宮川一夫のカメラワークを楽しむ映画。音楽は羅生門の早坂文雄。
長谷川一夫が太ってきて町人の衣装だとそれが浮く…が、彼の二重あごは見ないふり。
日本家屋の奥行きをとらえてくれるから、家人の距離感(家人…

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kenken
4.5

不義密通が重罪とされた時代(今もある意味そうか)に、男女がすべてを捨てて愛に生きそして死ぬまでの物語。上品な語り口だけど容赦無い。当時の時代背景や人のいやらしさ身勝手さ誤解によって二人が追い詰められ…

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近松門左衛門の作品の中ではナンバー1じゃないけど、物語の感情に力がある。役者もカメラも一流!

雨月物語もそうだが、溝口作品はうまく説明できない謎の魅力を持っている。基本的にミドルレンジ長回しの繰り返しであり、フェイスアップなどはほとんどないのだが何故か異様に見やすい。なんなら普通はカットで割…

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すばらしいカメラワーク。どの場面を見てもうならされる。もうストーリーなぞどうでもよくなるくらい至福の100分だった。

京都の大経師、以春(進藤英太郎)は、大儲けしており、後妻のおさん(香川京子)をもらいながらも、女中のお玉(南田洋子)にも手を出しているケチで傲慢な男です。
お玉は、店で腕利きの茂平衛(長谷川一夫)に…

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LIBRO
3.5
表現が良くないが、端的に言えば、芸術度の高い昼ドラ

江戸時代の京都の烏丸四条で大きな権力を持つ大経師である以春の妻の「おさん」。以春の元で働く職人の茂兵衛に問題を相談した事が発端となり、不貞行為と誤解されて追われることになりつつも、そこで茂兵衛との本…

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ay
4.0
駆け落ちのつもりなかったのに結果的に駆け落ちになっちゃうやつ。泣いた。金の貸し借りやめとこうね。

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