このレビューはネタバレを含みます
義理や人情、正義感を出汁に使って人を貶めようとする旦那は、小さな嫉妬心と欲が火種となり、意地張りの如く2人を探すように指令する。
しかし追われる2人は逃げるというより、愛を確かめ合うように旅をしてい…
小船で抱き合うとか部屋の隅にうずくまるとか、影に収束していく構図がうまいし怖い。溝口の映画を見ると閉所恐怖症的な息苦しさを感じるけど、これは重すぎる。
ただ長谷川一夫はなぁ...悲劇を演じられる…
このレビューはネタバレを含みます
不義が見つかれば磔になることがわかっていても命がけで愛し合う。それだけでドラマチックにはなる。
主人公にとっては策略で陥れられたけども、ずっと好きだった身分違いの女性への命がけの恋が最後実ったのだ…
うーん、、、まあ、、、
凄いのは分かる。幽玄なショットも美しいと思う。でも溝口健二ってどれ見てもいつもいまひとつ好きじゃないんだよな・・・
大見得切ってる音の使い方が好きじゃないのかも。溝口の映画は…