2023.184
子供たちの腕に巻かれた白いリボン
恐怖、支配、大人の身勝手さが詰まったそれは
白ではなく黒やグレーに見えた
唯一救われたシーン
飼ってたピーピー(鳥)を
お父さんにあげるの優しく…
モノクロ映画北ドイツ架空の村。
当時の家父長・教会の強い権威に驚く。
領主の男爵や家令・小作人のいる社会。
プロテスタントの教え。どこも子沢山。
父親にムチ打ちの躾で支配される子たち。
子に求める…
このレビューはネタバレを含みます
何をどう聞いて勝手な想像してこの映画を長い間見ていなかったのか、ハネケ苦手とか言ってたのか、また呆れました。
自己分析すると何かで見た鳥籠のワンシーンから妄想が広がったようで、それぐらい力のある不穏…
謎がつみ重なり、自分の周囲も謎と不穏な空気で満たされてしまい、息苦しくなる。
かぶった布団がだんだん重くなり、最終的に閉じ込められてしまったような感覚が残りました。
小さなコミュニティの閉塞感とい…
144分をあっという間に感じる作品。ハネケ監督らしい余白の多さ、解釈をこちらに委ねる手法で、重い余韻が続く。
自分が与えられた役割(男爵、家令、牧師など)を、粛々とこなす村人達に忍び寄る、不穏な空…