白黒なので古い映画かと思ったら2009年製作で映像が美しく台詞も古臭くなくてとても見やすい。導入部の台詞が小説のようで引き込まれた。
第一次大戦直前のドイツの小さな村での出来事という設定。閉塞感や…
封権制度の小さな村の陰鬱で抑圧的な雰囲気を白と黒の世界が一層際立たせている。
権力者に仕えなければ生活出来ない人々の嫉妬と憎悪とは反対に、純粋であることを強いられる子供たち。
この陰鬱な物語であ…
このレビューはネタバレを含みます
不可解な事件が次々と起きて、村の人物たちがだんだんと疑念に囚われていく姿が生々しく映されていく。おそらくこの一連の事件を起こしたのは子供達なのだろう。だが、それはすべて子供達の責任とは言えず、村の…
>>続きを読むWW I時代におけるそれぞれのコミュニティにおける被支配情景が綺麗に描かれていた。モノクロ映画だが、一つずつのシーンが鮮やか。
ハネケ作品はカメラをワンカットで長く撮ってる場面が多いのが印象的であり…