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慧生の死の2年後に出版された愛新覚羅浩の自伝を映画化した田中絹代監督作品。
映画では仮名が使われ、嫮生は存在していない設定なので流転の旅は慧生と行われている。
原作が見応えありすぎたので、だいぶギ…
まってました、絹代監督作品!
なかなか見れなかったから本当に嬉しい。
やっぱり『流転の王妃』(本作)も見てみれば、これまで日本映画史の中では見て見ぬふりされてきた田中絹代を"監督として"評価するべ…
京マチ子に負けじと皇后役の金田一敦子がめちゃくちゃ美し。
竜子の人生が波瀾万丈すぎて、感情の機微を描くには時間が足りない。それで竜子がひたむきに強くも見えるけど、鈍感になってるようにも見えて残念。皇…
これを4K修復するなら溝口健二の『楊貴妃』こそ4K修復すべきとか田中絹代の監督作品にはもっと胸を抉られるような作品がいくつもあるとか『女ばかりの夜』がモノクロでこちらがカラーなのは何故?…と思いつつ…
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大映4K映画祭。
1960年公開作品。
私の生まれた年だ。
昔、原作本『流転の王妃〜愛新覚羅浩』を読んだ記憶がある。が、この映画のあとの記述があった気がするので改訂版か?
とにかく、一般には理…
満州国皇帝溥儀の弟に嫁いだ女性の半生を描く自伝に基づく映画。面白く観れた。
ただ、物語がそもそも波乱万丈で時代背景も複雑なため消化不良感は否めず、長尺になってもいいので、政治・社会状況をより詳細に…
大映4K映画祭
前半の豪華絢爛な衣装や派手な色彩と後半の土まみれな姿、暗い色調のシンプルな対比が活きていた。
物語的には、ていうか実話なんだけど竜子もだけど唯一のリリーフである娘の英生がとことん…
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満州国皇帝溥儀(ラストエンペラーの主人公)の弟、溥傑氏の妃として波乱の半生を送った愛新覚羅浩(あいしんかくら ひろ)の自伝の映画化。
序盤は溥傑(船越英二)と浩(京マチ子)のどこにでもあるような結…
京マチ子演じる竜子が政略結婚で満州へ渡り、様々な困難を経験しながらも逞しく生き抜く姿を描くなかなかの大作。竜子とは対照的な夫を演じる、船越英二のほんわーかした雰囲気に癒される。途中ちょっと間延びした…
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