早春の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『早春』に投稿された感想・評価

3.9

小津は常に新しい。

友人の死も浮気もそして我が子の死も全て通勤電車のように決まっていたことかのような、それでいて何もかも変わってしまう無常がフィルム全編を支配している。

オフィスビルと月桂冠の看…

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WOWOWオンデマンド鑑賞
デジタルリマスター修復版
『お茶漬の味』とはまた違う若い夫婦の邂逅を描く。

"蛍の光、窓の雪“

"いろんな事があって、段々本当の夫婦になるんだよ”
〜小野寺喜一

若…

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【えっ、本当に小津作品なの⁉︎
めっちゃスリリング。シュラシュラ修羅場】

わー!まさか小津安二郎の作品で修羅場を観る日が来ようとは。おもしろ…
フォントからマグカップまで、相変わらず画面がお洒落。…

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〜新文芸坐「モノクロ映画の美学」特集〜

ダークサイドオブ小津安。
と、までは言わないにしても、初見の本作は意外な発見に満ちた至福のスクリーン鑑賞で御座いました。

若い時分にはさっぱり入って来なか…

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aco
3.0

子供を亡くしてから妻との間に倦怠感を持つ丸の内勤務のサラリーマンが、職場の同僚と不倫関係に陥る物語。

現代の不倫ドラマと比較すると牧歌的な描写が目立つ。無頓着な夫と堪える妻という構図や、シャツに付…

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-

最後の岡山に着いて、2人が同じ方向を見ながら『これで良かったんです』のシーンは心残り満載で鬱屈とした気分にさせて終わる
奥さんは旦那さんが不倫したことをわかっていながら決して自分から言わずに帰りを待…

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まさ
-
サラリーマン
家庭第一にしないとね

蛍の光
3.2

妻•淡島千景がいるのに、同僚•岸恵子と浮気だと?

蒲田から丸ビルに通うサラリーマンの悲哀、夫婦のすれ違いと再生を描いた作品。主人公がなかなかの傲慢亭主ぶり。共働きというのに、自分の帰宅時にご飯が出…

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そもそもなぜ本作に『早春』というタイトルをつけたのだろう。紀子3部作の『晩春』はまさに嫁ぎ遅れの娘紀子(原節子)を主人公にした名が体を表す映画だったが、『早春』というタイトルにあてはまる登場人物は、…

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子供を亡くし倦怠期を迎えた夫婦、サラリーマンの夫は毎日顔を合わせる仲間の女性と一夜を共にしてしまい・・・というストーリー。

監督には珍しい不倫というテーマで、しかもメインキャストもいつもと違うので…

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