イタリアにおける闘争に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『イタリアにおける闘争』に投稿された感想・評価

主人公の女子大生が、自分は依然としてブルジョワ構造に組み込まれていることを自覚する。その解決にはどうすればよいのか。RAIテレビのために作ったが、受け取りを拒否された。

ゴダールマラソン。
イギリスの政治切りをした「ブリティッシュサウンズ」、プラハの春を題材にした「プラウダ」ときて、イタリアに触れた今作。「プラウダ」と同様に、地元(イタリア)のテレビ局から制作資金を…

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Xu
3.3

やっぱこの時期のゴダール政治映画は、政治的内容そのものよりも、そのイデオロギーを伝達する実験的方法の方が、まだ面白いし、(アレコレ説明してくれるから)理解しやすいと思うけど、まぁだからこそ面白くない…

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Motoki
3.3
「ブリティッシュ・サウンズ」や「プラウダ」より緩くて丁寧。
パーソナルなドキュメンタリーになっている。
そしてまたよくわからん。

印象に残った言葉
「人間の社会的存在が人間の思想を決定する」
G
4.0
共産主義者の葛藤
彼女の自己言及によって語りは進んでいく。各章において反復されるショットとテキスト。

黒画面の意味を解き明かしていく様は映画の勉強になる。
3.5

資本主義社会への批判、革命を志すイタリアの女子大生の内省。

短いながら4部構成で徐々に意図を明かしていくのでわかりやすいと言えばわかりやすい。

単純に主義に関して葛藤している女子大生。そのまま。…

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hiroko
3.8

マルクス主義にめざめ闘争に励む女子学生が抱える矛盾。彼女の左翼的自己批判と相似構造をとる鬼•自己言及映画。彼女を俯瞰する冷徹な男性の語りと強制的に挿入される黒画面。黒画面とは何かという問いが繰り返さ…

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3.3

本当に難解な実験的な映画と感じる。革命に参加したマルクス主義者の女子大生が自らの思索の話。
四部構成で、第一部から第四部、現象提示、自己分析、検証、まとめ、との感じ。同じことを繰り返し、違う角度か…

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「家庭」とか「労働」といいつつ、構図がキメキメなので面白い。
真っ赤なベッドに座った女が、足元に並んだ本を「誰が触ったの?」と文句を言いながら整理し直す。本の並びから女の座り位置から構図が完璧だ。

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MIHIRO
3.6

マルクス主義のブルジョワ構造を組み込まれた女子大生の矛盾を見つける話。知らず知らずのうちにイデオロギーってくっついているもので無意識だからこそ自分を振り返らないと気づけないんだろうな、面白かったんだ…

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