泥の河の作品情報・感想・評価・動画配信

『泥の河』に投稿された感想・評価

藤田弓子さん演じる食堂を営む主人の妻、貞子はユーモアはあるが生真面目な夫に対して、いつでも明るく元気で、食堂を明るく照らす太陽のような大阪のお母ちゃん。旦那が突然2、3日失踪した時は、さすがに髪を振…

>>続きを読む
花椒
4.3

阪東妻三郎田村高廣永遠の親子鷹@ラピュタ阿佐ヶ谷

1981年だがモノクロ作品

1956年大阪。一級河川の川沿いで食堂を営む夫婦の間に9歳の男児。

男児は同い年の子供と橋の上で出会う。川の向かい…

>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます

名作ぅ〜。
トラウマばかりを見続ける子、のぶちゃん。
しかし、取巻く大人が予想に反してみんな優しい。

戦後10年のボートピープルはかなり差別を受けていたらしいが、そんな事情と子供は関係ないと仲良く…

>>続きを読む
ゆき
4.0

目線

モノクロの中でも、すごく眼が活きている作品でした。
あの時に囚われた大人たちと目の前の現実を見て生きる子供たち。
目線が違うけれど同じ世界を生きている不条理。
生命の終わりがなんともあっけな…

>>続きを読む
4.0

「午前十時の映画祭」にて。

舞台は昭和31年の大阪。
こてこての大阪弁が心地よい。

時には強烈だけど、いろんな経験をしつつ、三人の子どもが成長していく様がとても良い。演技も素晴らしい。

>>続きを読む

泥の河が象徴する、「あちら」と「こちら」に横たわる絶対的な淵が、ふたりを引き裂く。安易なヒューマニズムの提示でそれを乗り越え可能なものとして映さず、その乗り越えられなさをこそ示す厳しさに、誠実さを見…

>>続きを読む
小栗康平やばいな。

ドブ川沿いに住む子供とドブ川の中に住む子供。ドブ川や板を挟んだ向こう側。そしてドブから湧き出る泡。
軽率
4.2

見てよかったなぁ。無邪気に仲良くなる姿、子どもながらに感じる異質さ。ながらにというか、だからこそというか。「普通の子ども」であるのぶちゃんを通して輪郭がわかる大人たちの暮らし、生きることや死ぬこと。…

>>続きを読む
mor
4.1
このレビューはネタバレを含みます
戦後11年経った大阪。
戦争から帰ってからどこかにわだかまりを持った男、訳あり家族、少年少女の物語 主人公は宮本輝自身がモデルのようです
ずっと臭そう。最早戦後ではないの新聞記事と生活のギャップ。銀子ちゃんのやけに"大人の女"っぽい姿は予後が悪くつらい。

あなたにおすすめの記事