『こんにちは、マリア』が最高。意外にも端的なメタファーに溢れていて驚いた。中でも分娩を思わせる除雪車が無機的で異質な感触。ゴダールの撮る女優は皆美しいけど、ミリアム・ルーセルの被写体としての強度は圧…
>>続きを読むなぐり描きみたいな赤いルージュに縁どられた、深宇宙のように真っ暗なミリアム・ルーセルの口腔のアップで映画が――いつものように映画なんかどこで終わったって構うもんかい!という勢いで終わって、劇場の電気…
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【マリアの本】
離婚間際の夫婦とその娘を描いたショートフィルム。
大人の言い分を耳にする娘が可哀想。
何度も聞かされて慣れているのか泣きべそひとつかかない。「エリーゼのために」を鼻歌で堂々と歌う。…
両親の離婚の間で揺れ動く少女マリーと処女懐妊してしまうマリー。
どちらも限りないくらい痛ましい筈なのに澄み切った透明感で結実されるのは、加虐の側よりも更に邪悪な者として被虐の側にゴダールとアンヌ🟰マ…
40年ぶりに見ました。
ジュリエット・ビノッシユが出てたんですね!
とにかく、ミリアム・ルーセルの神々しさに圧倒されました。登場人物に対する、この批評的距離感のなさ、遊びのなさ、倒錯的とも言えそうな…
ウィークエンドの喧しさから一転してこの静けさで、やっぱおれはこういうゴダールが好きなんだよなぁとかしみじみしてたのに、最初の30分くらいゴダールじゃなくてミエヴィルが監督しててしかも2つは違う作品だ…
>>続きを読むミエヴィルとゴダールが監督をしているのだが、圧倒的にゴダールがやった後編が素晴らしく、映画の残酷さを感じてしまった。あとゴダールはまんことグリフィスがめちゃくちゃ好きなんだなと。「その頃」と出るたび…
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