カラビニエの作品情報・感想・評価・動画配信

『カラビニエ』に投稿された感想・評価

戦争はクソ、映画はサイコー。みたいなシーンが良かった。列車の映像にビビるのは映画史的だ。

切って貼って繋いでの戦争コラージュ。スカスカな背景の上で繰り返される軽薄な死と暴力を、さらには大音量の銃声と爆撃音でどんどん塗り固めていく。ごっこ遊びのような略奪・虐殺に立ち込める乾いた狂気。その合…

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HK

HKの感想・評価

3.4

ゴダールが32歳のときの長編5作目。
タイトルは昔から知っていましたがCSで見つけて初鑑賞。
原題“Les Carabiniers”(カービン銃を持った兵士たち)

野原にポツンと建つ掘っ立て小屋に…

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紅茶

紅茶の感想・評価

4.0
雰囲気が「動くな、死ね、甦れ!」を彷彿とした。ヴィターリー・カネフスキーは影響を受けたのだろうか。(これはあくまでも自分の感覚です。)
手持ちカメラが多いが、ショットの力強さを感じた。
戦争なら何をしてもいい。

無知な兄弟が行く先々で人を殺していく。
ドラムマーチをBGMに銃声が響き渡る。
時々挟んでくる戦闘機や死体の映像。(本物?)
ラストの呆気なさが皮肉的。
響介

響介の感想・評価

3.5
戦争の滑稽さを映画に。とことんミニマル。どこか現実味がなく、子どものお遊戯のように殺戮は繰り返される。音楽もスネアのロールだけであったり、ただのドレミファソラシドの音階だったりミニマルで良い。
ソニア

ソニアの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

戦争をテーマにしたゴダール長編5作目

イスラエルで起きている戦争も、兵による野蛮な行為がSNSに流れ話題になっているが、そのような目を背けられがちな戦争の細かい部分、兵隊の蛮行が描かれる。

少年…

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ジャン=リュック・ゴダール監督『カラビニエ』(1963)

戦争など存在しない。
人が倒れて街が壊れることのみ。

"戦争"の空虚さを寓話的世界にものの見事に描いた作品。これでもかというぐらいグッと…

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Anna

Annaの感想・評価

4.1
映画を初めて見て、スクリーンに触ろうとする、そんな人がなんとも思わず無垢に女子供も含め人を殺しているのが戦争

戦争の異常さをあらわしているんだが、かなり陳腐でこっけいであり、でもそうであるからこその怖さがある。
なんでもしていい、なにをしても罪にならないと聞いて、わくわくしている男をみて、人間て罪になるから…

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