切って貼って繋いでの戦争コラージュ。スカスカな背景の上で繰り返される軽薄な死と暴力を、さらには大音量の銃声と爆撃音でどんどん塗り固めていく。ごっこ遊びのような略奪・虐殺に立ち込める乾いた狂気。その合…
>>続きを読むゴダールが32歳のときの長編5作目。
タイトルは昔から知っていましたがCSで見つけて初鑑賞。
原題“Les Carabiniers”(カービン銃を持った兵士たち)
野原にポツンと建つ掘っ立て小屋に…
このレビューはネタバレを含みます
戦争をテーマにしたゴダール長編5作目
イスラエルで起きている戦争も、兵による野蛮な行為がSNSに流れ話題になっているが、そのような目を背けられがちな戦争の細かい部分、兵隊の蛮行が描かれる。
少年…
ジャン=リュック・ゴダール監督『カラビニエ』(1963)
戦争など存在しない。
人が倒れて街が壊れることのみ。
"戦争"の空虚さを寓話的世界にものの見事に描いた作品。これでもかというぐらいグッと…
戦争の異常さをあらわしているんだが、かなり陳腐でこっけいであり、でもそうであるからこその怖さがある。
なんでもしていい、なにをしても罪にならないと聞いて、わくわくしている男をみて、人間て罪になるから…